僕らは女の子を喜ばせることができる〜僕の初ナンパ体験談

「女の子との出会いを増やそう」
女性慣れするために決意して、行動を始めた僕。
出会い系サイトで出会いを増やそうとしたのですが、ネットは妖怪の巣窟でした・・・。
ネットに見切りをつけた僕は、ある本を目にします。
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この話は、こちらの続きになります。
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書店の角。
文庫本のコーナーに平積みされた、1冊の真っ赤な本。
鍵英之の『モテる男に変わる本』。
ペラペラとめくってみると、
「ナンパは男の修業の場」と。
「そうか! ナンパか!」
その本を手に取り、レジへ。
(買うのはかなり恥ずかしかったです・・・)
家に帰り一気に読みました。
薄い内容だったので、3時間くらいで。
それから、ナンパへ・・・
繰り出したわけではありません。
僕は、行動力が全然ないので(笑)
思い立ってから行動に移すまでが長いんですよね。
1週間くらい経ったころでしょうか。
本を読んでから、街ですれ違う女性に目が行くようになりました。
「あの子、ナンパしたら仲良くなれるのかな?」
そう思うと、ウキウキ感が止まらなくって・・・。
傍から見たら挙動不審だったかもしれませんけど。
「ナンパしたい!」
そう強く思うようになったんです。
そして・・・
3月某日。
僕は、東京駅構内に立っていました。
ナンパのために。
行き交うたくさんの女性に対して、
「どう声をかけようか?」
そればっかり考えていました。
でも、実際には声をかけられなかったんですけど・・・。
いざ近寄ろうとすると、足が止まる。
「いやー、あの人はうまくいかないよ」
なんて知ったようなことを考えながら。
地蔵でした。
そうこうしている内に、2時間くらい経ってたんですよ。
19時に駅に着いて、時間は既に21時。
「もう帰ろうかな・・・」
と思っていた時、赤いコートの女性が目に留まりました。
色白で、茶髪、目が大きい感じ。
「あ・・・」
と思った時、僕の足は動き出し、
「すいません、浜松町の駅ってどう行けばいいですか?」
その女性の目には、かわいそうな田舎者のように見えていたでしょう。
優しく「あそこの4番線のところに乗れば大丈夫ですよ」と教えてくれ、
僕はお礼を言ってその場を去りました。
一応、4番線のエスカレーターに乗りながら、
「声をかけられた・・・」
という満足感に浸っていました。
これ、イケるんじゃね?
なんとなく、ナンパに光明が見えたんですよ。
成功するかもしれない、という。
それから、また僕は構内をウロチョロと歩き回ります。
そして、ある女性に声をかけることにしました。
当時、僕は就活生。
そして、その女性はリクルートスーツを着ていました。
「同じ就活生なら成功するかもしれない・・・」
共通点があったら、話が発展するかもしれないじゃないですか。
そんなことを期待して、声をかけたんですよ。
「すいません、浜松町の駅ってこれで合ってます?」
4番線に向かうエスカレーターに、その女性は乗りました。
僕はその瞬間に、声をかけたんです。
僕もエスカレーターに乗って、後ろから。
「え・・・あ、はい。行くと思いますよ」
若干引きつったような笑顔で女性は答えてくれました。
たぶん、僕の顔は緊張でひどい感じだったんでしょう。
「あ、本当ですか? ていうか、就活生ですか?」
「はい」
「あ、そうなんですか? 僕も就活生なんですよ、今日は面接?」
「あ、いえ、説明会で」
「へー、どんな企業見てるんですか?」
こんな会話をしてから、エスカレーターを登り、
ホームに出て・・・
「あの、全然こんなつもりじゃなかったんですけど。
よかったらアドレス教えてもらえませんか?
すごくタイプだったので」
ダメ元で、言ってみたんですよ。
すると・・・
「私ですか?」
と、まんざらじゃない表情。
「はい、すごいタイプだったんで」
「いやいや、いいですよ」
マジか!!!!!
驚いている暇なんてありませんでした。
とにかく、アドレスを交換しないと・・・。
ナンパして、成功して、
それまでは僕は女性から拒絶されてばっかりだったんですけど、
女性から初めて受け入れられたような気がしたんです。
それが、ものすごくうれしくって。
この時の体験があったからか、
僕はナンパに病みつきになりました。
声をかけたら、アドレスが聞ける。
女の子と仲良くなれる。
女の子が、喜ぶ。
知ってました?
僕らって、女の子を喜ばせることができるんですよ。
そのことが、僕はすごいうれしかった。
それから、僕はどんどんナンパをするようになるのですが・・・
実は今回はビギナーズラックで、この後はナンパは全然うまくいかないのです。
しかし、あることをキッカケにナンパが成功するようになります。
そのキッカケとは・・・